DREAM THEATER + α 7

年末だ。さてさて年末だ。2016を締める前にやっておこうそうしようそうさせて下さいいいんですかありがとうございます!

で年末なんで前置きなんぞこんなもんでさっさと。DREAM THEATERとクラシック・ミュージックを繋げる素敵なアレだ。イヤッフイ!

ア・ドラマティック・ターン・オヴ・イヴェンツ

ア・ドラマティック・ターン・オヴ・イヴェンツ

よっ出しも出したり11枚目!で、前前作、前作でベタ褒めしたドラムのポートノイさん脱退しちまってます。あらら。世界一の手数を叩ける男で有名なマイク・マンジーニさん加入。色々あったんしょ。ポートノイさんもバンド側も色々言いたいことあったんしょ。で、ギターのペトルーシさん、キーボードのジョーダンさん、抜けたポートノイさんでの三頭体制からペトルーシさんの一頭体制になったんじゃなかろか。頭の1つだったジョーダンは右腕として、ペトルーシと共に残ったオリジナルメンバーであり弦楽器の相棒マイアングが左腕、確かな実力のボーカル&ドラムが両の足として歩み出した、そんなアルバムに聞こえました。随分とすっきりしました。物足りないと感じるメタル者もいたことでしょう。こっちの方が良いと思ったメタル者もいたことでしょう。4thのようなフュージョン・メタルとも言える軽快さがあります。右腕となったジョーダンが素晴らしい仕事してます。曲を彩る事に集中したら更にジョーダンの凄味が炙り出されてしまったような。曲自体はそんなに今までのDREAM THEATERから考えられる範囲でのものなんすが、かなり風通しは良い。一流の大工集団が設計も建築も全部手掛けた一軒家のような、そんな巧みなアルバムになってます。これはこれで新たなDREAM THEATERとして素晴らしき出だしだったんじゃなかろか。逆にポートノイ脱退の影響がでか過ぎたってのが分かる。それを新たなDREAM THEATERを作る材料にしてしまったペトルーシさんに脱帽。
ドビュッシー:ピアノ作品集

ドビュッシー:ピアノ作品集

そんなDREAM THEATERの11th、それを気に入ったメタル者、そしてペトルーシさんに捧げたいクラシック・ミュージック。ドビュッシーのベルガマスク組曲(ピアノ・ソナタ)を是非に。クラシックを体に染み込ませてくれる名曲喫茶にて教えて貰ったこの曲。ワルターギーゼキング、アレクシス・ワイセンベルクの2つを持っていてどちらとも素ん晴らしいのだが、ここは軽快さと重厚さを難なく両立させているワイセンベルクさんを紹介したく。水が滴るその瞬間の綺麗さをそのまま音にしたかのような始まりのベルガマスク組曲。最新のまるで目の前に本物があるかのような映像で見せてくれるのがギーゼキングさんの演奏ならワイセンベルクさんは映画の初期も初期の映像の中の水の滴りのようなそんな演奏。是非にDREAM THEATERの11thと共に聞いて貰いたい。

年内にどうにかいけそうだ。多分だが。きっとやるだろう。多分だが。多分やるだろう。きっと多分だが。とりあえずおやすみなさい。