DREAM THEATER + α 9

後2日で年が終わり、すぐさま年が始まるらしい。噂では。そんな中、風邪をひいて寝込んでいる訳なんだが、後厄の野郎の悪あがきだなこりゃ。最後の最後まで厄をキメて来やがりやがったな。抜かりねえなこん畜生。そっちがそう来るならこっちも最後の厄除けだこら。どんな下らない事でもやり通すと厄除けになる。噂では。てこってDREAM THEATERとクラシックのアレだ。これで最後だ。除けやがれ厄。

ジ・アストニッシング

ジ・アストニッシング

つーかこれ聞いて3rd以降聞いてなかったDREAM THEATERのアルバム全部聞かなきゃなと思ったんよ。最初にも書いたがこのアルバムあんまし評判良くない。噂では。確かに起伏が少ない。1曲の中で、そしてアルバムの中で起伏を求めるのは、DREAM THEATERの活動をずっと追っかけて来た人達からすると当然の欲求だと思う。それでも、そんな人達ももっとこのアルバムに馴染めるような工夫を凝らす事は出来たと。1枚目が80分、2枚目が50分強の130分越えの2枚組のロック・オペラ・アルバム。バンドのカラーとしてもオペラ・アルバムのカラーとしても、聞く側にそれなり以上の集中力を求めるのだから、3枚組にして各45分くらいにしても良かったんじゃなかろか。各CDの始まりと終わりにSEを入れて各50分でも、80分と50分のバランスよりは馴染み易かったんでは。3枚組ってのは大冒険なんだろうが。集中力を要する聞き方をするのにリラックス出来る場所で聞く人も多かったと思うんで、オペラの舞台なんかでも中休みがあるんだから2回くらい一息つける箇所があっても良かったのではと。それ以外はかなり気に入ったアルバムなんすがね、自分は。穏やかな曲も多いが、ロック・オペラとしてラブリエのボーカルも聞かせ処多彩だし、楽器隊も激しさや派手さはあまり無いが、アルバムを成立させる為に過不足無しの中々のバランスを保った演奏をしてる。そんで最高にゾクッと来たのは最後の曲の淡白さ。最後の曲として物語を総括するような大曲でもなければ、静かに幕を引かせる小曲でもなく途中に出てくるような普通の穏やかめの曲なんすよ。「え、終わり?」って思う次の瞬間、ゾクゾクっとこの終わり方でしかあり得ない魅力が突き抜けてくるんす。この終わり方、そんなに評価されてないみたいだけど凄いと思うぞ。オーケストラの演奏を取り入れてDREAM THEATERのクラシック・ミュージック部分を色濃くした作品で、これはこれで素晴らしいです。で、先に書いたアルバムの魅力をゾワゾワと感じさせる終わり方。これはとあるクラシックの曲から感じた物と自分の中では同質でして、そのクラシックを聞いてなかったらこのDREAM THEATERのアルバムの魅力にこうまで惹かれなかったんではと。つうか、こんな書くの大変、読む人居ない、そんな事やろうなんて思わなかったでしょう。絶対。

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

はい、そんなこんなで上に書いたクラシックの曲つのはチャイコフスキーさんの交響曲6番です。DREAM THEATERの13thと共に聞いてもらいたい理由は正に殆んど上に書いた通りなんでそんな感じです。この曲の終わり方はというと、体のどっかでリモコンの停止ボタン押しちゃったかなとか思ったくらい唐突だった。この曲聞いた事ある人はきっと、「言い過ぎ」「盛ってる」「真面目に生きろ」「少しは貯金しろ」などと思うだろう。だが最初は本当そう思ったんだから仕方なし。その後何度も聞き返してそんな唐突に終わってる訳ではないと分かったが、最初に感じた例をみない終わり方の魅力はいまだ色褪せずに残ってる。チェリビダッケ指揮のこのチャイコフスキー交響曲6番はとりあえず聞いた事ある物の中で1番好きなのでここに載せたが、とりあえずどの指揮でもよいのでDREAM THEATERの13thと共に聞いて欲しい。異質な終わり方の魅力に反応してもらえたら嬉しいです。

つーこって終わり!異質な終わり方に感じたアルバムと交響曲紹介して終わり!なんて素敵な終わり方!

で最後にDREAM THEATERのスタジオアルバム全部堪能してのTOP5!

5位 THE ASTONISHING(13th)

4位 BLACK CLOUDS & SILVER LININGS(10th)

3位 SIX DEGREES OF INNER TURBULENCE(6th)

2位 DREAM THEATER(12th)

1位 IMAGES AND WORDS(2nd)

DREAM THEATERとクラシック・ミュージックのアレなアレ終了!頑張った俺!お疲れ!