DREAM THEATER + α 2

よし、今日も張りを切っていってみよう。張りを切ったら弛緩するけどな!弛緩したままいってみよう!そう、DREAM THEATERとそれに合うクラシック・ミュージックを書いてくっていう面倒くさい承認欲求満載のアレだ。

アウェイク

アウェイク

  • アーティスト: ドリーム・シアター,ジョン・ペトルーシ,ケビン・ムーア,マイク・ポートノイ,ジョン・マイアング,ジョン・パーデル,ジェームス・ラブリエ,デュアン・バロン
  • 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
  • 発売日: 1994/10/08
  • メディア: CD
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おっしゃ3rdだ。やたらヘヴィだ。このころ流行っていたモダン・ヘヴィネスな流れにDREAM THEATERが乗ってみたアルバム。そこはやはりDREAM THEATER、ヘヴィさの中に音楽哲学詰め込んじゃってます。いやー疲れる。ギターが7弦でベースが6弦でヘヴィなうねりをこれでもかと浴びせてくる。これを受け止め切れるアメリカ人って感性がタフよな。レディー・ガガのアルバムとか聞いた時なんかにも感じるがタフだ。曲の骨格自体が複雑な展開含んでて音がヘヴィときたらそら疲れる。音楽でしか経験出来ない疲れがありまして。一々かっこよく、演奏も申し分ない出来映え。いやDREAM THEATERにしか出来ないヘヴィネスを鳴らしてくれちゃってます。全米チャートで32位まで上がったらしい。その結果に相応しい出来上がり具合。いやでも疲れる。
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

音楽でしか経験出来ない疲れを感じさせてくれるとくりゃ指揮者のフルトヴェングラーしかおりますまい。フルトヴェングラーのベートーベンなら間違いなくそれを経験させてくれます。濃密なオーケストラの鳴り。他の指揮者じゃ味あわせてくれない塊を聞かせてくれる。この人が調度良いってな人は間違いなくクラシック聞く為に生まれて来た人でしょう。個人的にはもうちょっと弛さが欲しいんだが、他で聞けないもん聞かせてくれるんでちょくちょく聞きたくなる。DREAM THEATERの3rdと共に聞いて魂抜かれるのも一興。かもしれん。
ア・チェンジ・オブ・シーズンズ

ア・チェンジ・オブ・シーズンズ

ちょっとブレイクでミニアルバム。未発表の音源のみで53分あるミニアルバム。いやもうフルアルバムでいいじゃん!1曲抜かしてカバー曲。カバーじゃない1曲がキーボードのケビンが抜けて新しくデレク・シェリニアン加入しての新曲なんで、デレクのお披露目な感じでしょうか。曲自体は中々スリリングな展開を聞かせる秀曲。LED ZEPPELINのカバーが完璧な演奏力でやるもんだから元々の魅力は皆無ながら新しい魅力を勝手に作り出してて面白い。なんか不気味な魅力でちゃってます。肩の力抜いて楽しむ愉快盤。
黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)

黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)

そんな訳でこちらもブレイク。カバーされた曲の元々バージョン。エルトン・ジョンの2枚組のアルバム。エルトンは多分ロック・ポップ史で確実に3本指に入るピアニスト。ピアノ聞くためだけにこのアルバム聞いても損なしよ。DREAM THEATERのミニアルバムと共に確実に楽しめまっせ。
フォーリング・イントゥ・インフィニティ

フォーリング・イントゥ・インフィニティ

そんで4th。これまた素晴らしい出来だなまた。ケビンがいないからこそ出来た弦楽器とドラムの混ざり具合と混ざらな具合。デレクのキーボードもちゃんとそれに色を加えてます。いわゆるフュージョン・ミュージック具合が増してて軽快な揺れを出してるアルバム。全米チャート53位止まりだったみたいだが、DREAM THEATERにメタルを期待する層にはあまり気に入られなかったか。だがこの複雑な曲展開に軽快な揺れを醸し出せるんはこの人達だけでしょう。フュージョンのグルーヴをメタルに違和感無く練り込んだような。なんか伸び伸びやってるような気がするよ。気持ち良いアルバム。
THE PIANO CONCERTOS/MIROI

THE PIANO CONCERTOS/MIROI

DREAM THEATERの4thに通づる自由な伸び伸びとしたクラシックはラベルしかおるまい。勿論、ボレロなんかも良いが、これに入っとるコンチェルト G Majorの奔放な曲展開なんざ最高に気持ち良いでっせ。ラベルがアメリカで産声を上げ始めたジャズに影響された曲。古典のクラシックと今の多種多様な音楽を繋いでる曲。フュージョン・ミュージックとメタル・ミュージックを繋いでるようなアルバムと共に聞くと最高だと。あ、指揮者のブーレーズさんもピアニストのアイマールさんも文句無しの演奏聞かせてくれてます。

よしよく書いた。自己を満たす為だけによく書いた。続きはきっとたぶんおそらくその内。寝よう。