Ron Carter/Jim Hall

Telepathy

Telepathy

CD1とCD2で会場が違う、2人だけ(ベースとギター)の演奏のライヴ盤。

まずはCD1。小さいジャズクラブなんでしょうか。リラックスした雰囲気がビシバシと伝わって来ます。レジのカシャカシャチーン!て音やらグラス洗う音やらお客さんの話し声やらが聞こえてきます。後から付けたんじゃねーのって言いたくなるくらい、良いタイミングでカシャカシャチーン!て鳴ってます。グラスを洗う音も熱のこもった鳴りです。この2人の演奏だのに気を使わないでの洗いっぷり。演奏もリラックスしつつも決してだれる事ない音が会場を包み込んでおりまする。素直にここに居たかったなと思わせます。

CD2はもっと大きな会場(多分ホールクラス)。沸き上がる拍手の量が違う違う。2人の演奏もCD1での演奏に比べると幾分、ピリッとしています。

とここまで書いて1週間近くも放置してた。唯今、3/29の午前1時42分。もうこれは四十路の余裕としか言えまい。貫禄抜群の放置っぷり。書いたの忘れてただけなんだけどね!

さあ続きだこの野郎。ホールらしき所と書いたがパビリオンらしい。屋根付の野外音楽堂てな感じでしょうか。やたらと虫の音が鳴ってるなと思ったよ。

先に書いたように演奏はピリッとしつつもやはり聞いてる人をリラックスさせるようなそんな洗練さ。主旋律をベースが鳴らしていて、さらっとギターにバトンタッチ。会場が暖かい拍手で盛り上がる。いやしかし耳が出来上がってんなお客さん。ディスク1も2もこのお客さん達がこのジャズのライヴ盤を名盤にググッと引き上げてる。レジスターのカシャカシャチーン含めて。

どこか土の薫りのするブルースを感じさせるジム・ホールのギターとクラシックのソリストのような冒険心と気高さを感じさせるロン・カーターのベース。その2つがジャズの名の下に響き合ってるんだから名盤でしょこりゃ。

四十路の名の下に今後は書き切ってからアップするようにしましょう。いやまったく。