JACQUELINE DU PRE

「諦められない恋なんてやめてあげなさい。その花は枯れてるの。土に返してあげなさい。終わった恋の話ならいくらでも聞くわ。あなたの心を豊かにしてくれた恋の歌、沢山歌って!さあ飲みましょう!さあ歌いましょう!」ってオペラ「椿姫」の歌詞にあったと思うんだが、いや本当にやめなきゃなと思う。確かに最初は楽しかったよ、でも段々と俺の足枷になってしまってた。楽しむ為に始めたのに足枷になっちゃあね。よし、やめる!決めた!すっぱり諦める!twitterに買ったCD記すのやめる!面倒くさいんだもん!諦めた!CD10円で売ってて17枚買った4日後に単一アーティストの17枚組購入とかね!面倒くさい!書けるか!無理!後、「椿姫」に最初に書いた歌詞無いからね!今、俺が適当に作った!

てな事でね、twitterに御丁寧に記すなんて無理でした。ここに気に入ったCDの事、下らない話と共に書いてるのが性に合ってる。総額170円で17枚買った時も、そんなに買ったらtwitterに書くの面倒くせーなーとか思って10枚くらいにしようとしたしね。本末転倒ですからね。

つー訳で単一アーティストの17枚組。

Jacqueline Du Pre: The Complete EMI Recordings

Jacqueline Du Pre: The Complete EMI Recordings

昨日、ここまで書いて寝てしまったようだ。てな訳でジャクリーヌ・デュ・プレだ。チェリストだ。素敵なご婦人です。演奏家として数奇な運命辿った方。

チェリストと言えばパブロ・カザルスなんだが、2人の共通点はどんな曲を演ろうとも根底にある躍動感みたいな物が聞こえてくるとこだと勝手に思ってるわけだが。それが好きな人もいれば苦手な人もいるだろう。カザルスの躍動感がオリンピックのトラック競技で決勝まで残る選手のような気品すら感じさせるものなら、デュ・プレのそれは中学生の陸上部部員のような成長途中の生命の結晶のような瑞々しさを感じさせまして。度々出てくるヤンチャさなんかに痛快な気持ちになったり(ドボルザークのチェロ協奏曲)、かしこまったお嬢さんのような演奏に浸ったり(ハイドンのチェロ協奏曲)、この曲作ったの私と言わんばかりに活き活きと弾き切ってたり(エルガーのチェロ協奏曲)、一人の少女の軌跡を見せてもらったような17枚組。2015の終盤はこの少女の躍動感にどれだけ彩ってもらった事か。

カザルス聞きまくってる時は、チェロはカザルスだけ聞いてりゃいいかなとか思ってたけど、色々聞かないといかんねやっぱ。んでもLAジャズが盛り上がりまくってるみたいだし、HEAVY METALとまた向き合いたいし、テクノの原始的な揺れにまた一歩近づいてる気もするし、得体の知れないCD買って聞きたいし、やはりtwitterに書き込んでる暇無しだなこりゃ。