COZY POWELL

先週くらいに早朝散歩をいたしましてね。かなり広い水場のある公園に行きまして、鴨や鯉なんかを見て癒されたり、風が程よくある日なんかは葉擦れの音なんか聞いてヒスノイズだーなんて現代音楽家ぶって気持ち良くなったりする場所なんすがね。どうしても、どうしても気になる事があってその日は朝の5時前にそこに行ったんす。
そこにある銅像を正面から見る事が出来ない、正面から見てみたい、気になる。そいつが立ち入り禁止の所に立ってるので近くに行けない、後ろは良く見えるが、正面からは水場越しに見なければならないので遠くて良く見えない。って事で早朝、20歩程立ち入り禁止の場所に入りまして見てきました。
銅像の台の部分に、タイトルとか何々が何年に寄贈とか書いてるじゃないすか。なんて書いてんのかなと見たらば「釣り」って書いてました。簡素!タイトルにしたって簡素過ぎんだろって思いながら銅像本体を見たら、バケツ持って麦藁帽被った少年でした。釣竿は?ねえ釣竿は?タイトル「釣り」だよ!バケツだけだと「水汲み」になっちゃうよ!顔見たらどう見てもおばちゃんの顔だし体は少年だし。複雑!こんなの気になってた自分の存在すら複雑!ネットスラングの方の「釣り」なのかなと思ったり。壮大な釣りでしたって。地味!そっちの「釣り」だとしたらネタが地味!

とまあ最大の目的は達成されたんで、もうちょいウロウロしたら帰ろうかなんて歩いていたら、緑眩しい植物群の中に何やら赤い物が。一輪だけ花が咲いてんのかなと思い近寄ってみたら、こんがらがった赤い紐。何とはなしにそれを紐解いてみたらそれはそれは目にも鮮やかな真っ赤な紐パンでした!壮大な釣りでした!うるせーわ。何がどうなってこんがらがった紐パンをそこに置いていくことになったかは知らんがちゃんと片付けろや。
その後も猫が擦り寄って来たかと思えば、1分くらいで餌を貰えないと察してゴミを見るような目で見て走り去っていくし。「釣り」に支配された公園だということがよくわかりました。

で脈絡無く気に入ったCD。

オーヴァー・ザ・トップ

オーヴァー・ザ・トップ

バードロック界の凄腕ドラマーのソロアルバムなんですが、DON AIREYとMAX MIDDLETONて2人のキーボード奏者が参加していて、作曲もほぼこの2人。なんで、やたらキーボードが目立つアルバムになっていてほぼプログレです。壮大なプログレでした!って言いたくなるくらい壮大な音色のキーボードが鳴り響いてます。てか使用楽器見てみたら、やたらMOOG使ってんじゃねーか!キーボード奏者がMOOG使いたくてこのアルバム作ったんじゃねーの。でもまあ参加ミュージシャン凄腕だし、曲も良く出来てやがるし、COZY POWELLのネームバリューに釣られて大満足のアルバムでした。

歩く速度が一番心地よいリズムなんだとかどっかの有名なドラマーが言ってたような。今後の散歩は余計な事せず真面目に歩こう。