GUNAR LETZBOR

友人のウィーン1人旅土産でCDを貰ったんだが、グナール・レツボールってバイオリン弾きの方の演奏集でしてね。ウィーンの古楽にどっぷり浸かってる方の演奏集。ヴィオロンリュートとオルガンを従えてのアルバム。素晴らしかったんで作曲者のanonymusって人も知りたくなって色々カラパゴってる携帯で検索するんだけど何も掴めない。色々出てくるんだけど良く分からない。謎に包まれた人なのかと思ったんだが、どうやらanonymusって作者不詳って事らしい。そら謎にも包まれるってもんだ、作者分かってねーんだもん。自分の無学さも教えてくれる良いアルバムでした。

いやしかしレツボールさん、これはかなり俺好みの方だ。どうやらウィーンアカデミーのコンマスまで務めながらウィーンの古楽の研究を進めていたらしい。でウィーンアカデミー辞めて今ではウィーンの古楽演奏を中心に音楽活動を続けていると。古楽の声楽の方は段々自分なりにCDを漁っていけてたんだが、器楽曲の方はてんでどうしたもんかってな具合。だがとりあえずレツボール師匠の演奏を追っかければ良いのかと指針が出来た。いやほんとこれは嬉しい。懐具合的には嬉しくないがいたしかたない。

まだまだバイオリンを聴く耳はお粗末ながら、レツボール師匠の弓と弦は自分のお粗末な耳をも価値ある物になったような気にさせてくれる。ウィーンアカデミー時代の師匠も聞いてみたいもんだ。懐具合様にぶっ飛ばされそうだが。

このCDを買ってきてくれた友人と謎の作曲者anonymusさんにも礼をいわねばだな。


Musikalisch Urwerk in A Minor (Manuscript XIV 726)

Musikalisch Urwerk in A Minor (Manuscript XIV 726)

AmazonでCDの扱いないんで一番好きだった曲を。