RON GEESIN

先週でしょうか、春なのに一人飲みーって初老の人が歌ってました。一人飲みしてる俺の横で。なんだこの野郎って思い、初老の方を向くと下向いて泣いてたんでそっとしておきました。いや間違いなく春ですよ。夏が近づく春です。そんなわやな感情にえろう似合いはるアルバムの事書きとうなってもうてん。そうそれは前衛音楽家RON GEESINさんの作品集HYSTERYです。HYSTORYじゃなくHYSTERY。わやな感情に狙い撃ちなタイトルでもう最高。ピンク・フロイドの原子心母にがっつり参加してピンク・フロイドの商業的成功に一役買ったのに、ギターのギルモアに後に凡庸なミュージシャンて酷評されたロンさん。わやわややわ。ほんまにわやがわやでわやにやわ。お前、わやって言葉使いたいだけだろってね。ばれちゃったのー、わーやだーってな。やかましわ。でロンさんの人を小馬鹿にしたような、絶妙に不愉快になる楽曲群を聞いてると絶妙に愉快になってくるからあら不思議。ミュジーク・コンクレートな曲が多いかな。作曲者としてもかなり非凡な物を持ってる人なのは聞きゃ分かる。伝説だけが肥大してる大物バンドの凡庸なギターよりよっぽど最高。そんなこんなのロンさんの作品集。本当作品集って言葉がピッタリくる愉快なアルバム。

Hystery

Hystery