MEGADETH 3

方向音痴ナめんなって話だよ。いや突然どうしたと思われるだろう。俺も突然どうしたんだと思っている。地図が読めねーなんざまだまだ。さっき来た道を帰れない。目標の駅の隣の駅に近づいてる。そんくらいあって方向音痴ってもんだ。てな訳で昨日、さくっと90分ほど(人生についての比喩表現でなく)道に迷った 。下半身がもうなんだかあれだ。内蔵にまで疲労があれだ。もうあれがあれなんでメガデスロードの続き。


リスク

リスク

8th。ドラマーにムステインの別プロジェクトでドラムだったジミー・デグラッソ加入。どうやらレコード会社の奴らにキャッチーにしろと言われたようで。この時のムステインのボーカルメロディー作りの能力とマーティのメロディーメイカーとしての能力がありゃおちゃのこさいさいだったのかもしれん。キャッチーな曲がよく出来すぎててBON JOVIがやっても違和感無いような曲まである。当時勢いを持ったマリリン・マンソン(というかロブ・ゾンビのような)曲もあったりでアルバムの色がかなりグチャグチャ。新しい何かを探ってたのか迷走。迷走ってか迷子。昨日の俺なみに迷子。うん、こういう時こそニックのドラムが必要だったんではなかろうかとは言うまい。悪くない、けどなんか器用にやり過ぎ。不器用なまでのムステインのリフメイカーの味がほぼしなくなっちまった。

で、マーティ脱退。首じゃなく脱退。

ワールド・ニーズ・ア・ヒーロー

ワールド・ニーズ・ア・ヒーロー

9th。リードギターにアル・ピトレリ加入。初めてじゃなかろうか。こんなに出来が鈍いのは。無理に前の道に戻そうとして更に迷子になっちまったような。そんな奴知ってる。昨日の俺だよ!アルのギターは踏ん張っているものの、他全てが鈍い。バンド解散間近のアルバムみたいだ。

て訳でMEGADETH解散。

ザ・システム・ハズ・フェイルド

ザ・システム・ハズ・フェイルド

10th。ムステインのソロとして製作されてたみたいだが、それじゃ出さねえよとレコード会社に言われたか(ブラック・サバスにもそんな話があったような)MEGADETH名義で発表(ムステイン以外で唯一のオリジナルメンバーのエレフソンと法廷に持ち込まれるほど揉める)。な事でメンバーはこのアルバム製作の為だけに集められた人達。ベースにジミー・リー・スロース、ドラムにヴィニー・カリウタとセッションメン2人。でリードギターになんと!1st、2ndのギター弾いてたクリス・ポーランド。エレフソンには悪いがMEGADETH名義で発表して正解だったんじゃなかろか。これ何だかんだクリスのギターの功績がでかく、少しよれながらも本来走る道に戻ってこれたんじゃ。久々の何が功を奏すかわからない発動。ムステインの不器用で魅力的なギターリフこそがMEGADETH。そんな不思議な確信が核心を浮き彫りにしたアルバム。

うし!疲れた!寝る!続きはまたその内。