ROBBY KRIEGER

自分の働く店の駐車場にて、買い物を終えた爺さんが倒れなさった。近くにいた人がすっと近寄って行き爺さんに話しかけたら、爺さん照れ臭そうに応対してたんで大事ではなさそうかなとひと安心してたらば、店の一人が救急車呼んでた。いやまあ迅速な対応なんだろうが、事なかれ的な雰囲気がちと嫌だった。
まあ呼んじまったんなら仕方ないと思い仕事してました。んで3分後くらいにけたたましいサイレンの音と共にやってまいりましたよ、消防車が。笑っちまったじゃねーかよ!救急車来ると思ってたら消防車来るってずるいわ!シンプルかつ大胆な間違いに痺れたわ!
いやまあ、間違いではなかったんだけどね。救急車が足りなかったらしくて、とりあえず救護の人を消防車に乗せて向かわせたってだけらしい。その5分後くらいにちゃんと救急車来たしね。予測してた物とちょっと、でも大分違う物来た時の痛快感みたいな物味わいました。

でROBBY KRIEGERさんていやあ泣く子もハートに火をつけるDOORSのギターさん。そんな方のソロアルバムがジャズの名門レーベルBLUE NOTEから出てるってのも驚きなんですが、その音もまた痛快なファンクジャズなんですよ。救急車来ると思ったら消防車来たってくらいの痛快さ加減。
DOORSのあの、ジムの呪術的な声で曇り天気のような音、それなのにどっかカラッとしたところもある不思議な浮遊感ロック。そのカラッとしたとこはロビーが担ってたんだねーと思わしてくれる。

ロビーとBLUE NOTE界隈の友達と作ったアルバム。ソロアルバムなのにロビーのギターがほぼ前に出てない。そこは確かにDOORSのギターの人だなって確信できる、幸せなアルバム。

ロビー・クリーガー・アンド・フレンズ

ロビー・クリーガー・アンド・フレンズ