WAYNE JARRETT

1980年代前半のレゲエでごぜーます。ダンスホールレゲエが生まれてくる少し前のニューヨークでのレゲエ。ラバーズロックなんてな名前もあったりなかったり。そんな時代に甘い声であなたの日々をちょっぴり彩るWAYNE JARRETTさん。でWAYNEの貴重音源を拾い出して、劣化ノイズなんかを掃除して、それを何曲か集めて、忘れたい過去を変なタイミングで思い出して、落ち込んで、部屋の隅で体育座りして、投げやりな気分で入ったラーメン屋が意外に当たりで、ちょっと元気出て、そんなこんなを経てCD化。そんなアルバム。もうねこの絶妙なダブ具合でね、欧米の有名ポップスに全くひけをとらない完成度。ここでレゲエは一回完成しきったんだなーなんて思わせる出来映えの曲群。ビーチボーイズビートルズなんかと並べたって違和感無いよこの音は。そんぐらいの大衆性を含みながら確実にレゲエ。そんな素晴らしい曲ばかり。ダンスホール以前のレゲエの完成形を聞かせてくれるアルバム。

Vol. 1-Showcase: Bubble Up

Vol. 1-Showcase: Bubble Up