SANDY DENNY & THE STRAWBS

深夜にコンビニ前で別れ話してるカップルがいてよ、女の子の方がウサギの人形型のリュック背負ってたんだけどもよ、近くの灰皿で煙草吸ってる俺とそのウサギがばっちり目が合ってしまった。女の子が肩震わして泣いてるもんだからそのウサギが小刻みに震えるんだよ。俺と目が合ったまま。俺、笑い堪えるので小刻みに震えたよ。そんな夜にピッタリのSANDY DENNY。ファンの人ごめん。落ち着いてくれ。その俺に投げつけようとしてる遅めのランチのサンドウィッチを皿に戻してくれ。で、SANDY DENNYだこんちくょう。まだ若いながら荒くもあるSANDYの歌声が最高。プログレッシブミュージックって呼ばれる物の先駆けなのかな。正直、ジェファーソンさんちの飛行機の方がよっぽどプログレッシブなんだけどもさ。後のプログレやブリティッシュブルースの原型を聞いてるような、もっと言えば原風景を見ているような。そんなアルバム。よくぞ再発してくれた。その時代のませたイギリス少女がそのまま詰まってます。素晴らしいアルバム。

Sandy Denny & Strawbs

Sandy Denny & Strawbs