SPARKS

まーよ、分かるよ。SPARKSつったらKIMONO MY HOUSEかその前後だろってのもよ。まーそう言わずに聞いとくれよ、1979に出たこのアルバム。この頃の流行りかけのエレクトロなサウンドがSPARKSにとって蜜月の出合いだった事も大事。でもね以前から潜んでたボーカルメロディの切なさを全面に出してるのがまた良いのよ。エレクトロなサウンドなんで切ないメロディも鼻につく事もない。メロディ練るなんてのはお手のものだろうしね。そう、それは北斗晶という鬼嫁をセコンドに付けた為にエンターテイメント性をそれ以前より気にせずにプロレスを試合にぶつけられる佐々木健介のような爽快感。アメリカを気にしなくなったSPARKS!長州力の呪縛から解き放たれた健介!SPARKSと健介の時代も場所も越えたシンクロシニティ!何言ってんだ俺!健介、相手殺すなよ。マジでそれだけが心配。曲が疾走すればするほど切なさを増すボーカルメロディも勿論、古くさいシンセの音のそのぎこちなさが今聞くのにちょうど良い、そんなアルバムです。


Number 1 In Heaven

Number 1 In Heaven