DREAM THEATER + α 6

2ヶ月放置!あっぶね!本当未完成のままにすっとこだった!いやしゃーないって!仕事もそれなりーに忙しかったし。DJの選曲したりしてたし。酒飲みに行ってたし。美味しいもん食いに行ってたし。忘れ難しは湯葉豆腐の厚揚げ、また食いたし湯葉豆腐の厚揚げ。なこって、もう本当しゃーないって!勘弁してくれ!誰に何か言われた訳でもないのに謝る姿に免じて一つ!この誇大した自意識に免じて一つ!

誇大した自意識渦巻くDREAM THEATERとクラシック・ミュージックのアレの続き書きます。書かせて下さい!よろしくお願いします!ありがとうございます!

つーこって続き。

システマティック・ケイオス~スペシャル・リミテッド・エディション (DVD付)

システマティック・ケイオス~スペシャル・リミテッド・エディション (DVD付)

よっ!3が3つで9枚目!曲は今までのDREAM THEATERから大きく離れる事無い、演奏技術に裏打ちされたテクニカルなHMに仕上がっちょります。そんで勿論、皆様の演奏も素晴らしいのであります。そん中で、ドラムのポートノイさん、1人別次元に行っちゃってないっすか。あの演奏技術集団の中で1つ頭抜けてるってとんでもなくないすか。ポートノイさんのドラムが少し浮いて聞こえる。とんでもない技術が支える普遍性ってか、そんな聞きやすさが浮いてるような。本当どの世界に置いても超一流のドラマーになっちまうんじゃなかろか。なもんで珍しくまとまりに欠けるように聞こえました。DREAM THEATERにしてはだけど。いやだがしかし君、ポートノイのドラム聞くのだけでも価値ありまっせこのアルバム。少し歪ながらもとんでもない力を感じさせるアルバムになっとりゃす。全米最高19位。初のトップ20入り!

ベートーヴェン:交響曲全集

ベートーヴェン:交響曲全集

つか実は前のやつからこんなに書かなかったのは湯葉豆腐の厚揚げって理由以外に、DREAM THEATERの9thと共に楽しめるようなクラシックが思い浮かばんかったてのが大きいのよ。そん時によく聞いてたベートーベンの交響曲3番でいっかなとか思ってたんだが、ティンパニが影に日向に活躍する曲に気付きまして。同じくベートーベンさんの交響曲7番です。耳馴染みなフレーズが多い交響曲で、先に書いた通りティンパニが活躍します。ギュンター・ヴァントさん指揮のやつなんかかなりギリギリなアンサンブルかましてて虜になりまっせ。ポートノイのドラミングに是非に捧げたい交響曲

ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ(通常盤)

ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ(通常盤)

よっ!とうとう桁が上がったよ!10枚目!9thのとこで書いたポートノイのドラムが浮く事無く、いつも通りの曲の完成度と演奏力が達成されたらどうなるかと申しますと!この10thのように!かなりの絶品メタルになります!DREAM THEATER最高!こらスゲー!いやテクニカルなメタルとはとの問いにほぼ100点で答えてくれてます。何してくれんねん!曲の完成度だってだってキーボードにジョーダンが入ってから最高だとおじさん思うぞ。ジョーダンの貢献度が凄い!ポートノイのドラムの力を楽曲に練り込ませる為か大作が多目。それがドンピシャで嵌まってる。「ヘヴィ・メタル聞きたいんだけど何が良い?」って人に薦めたい(俺内で)アルバムBEST3に入る良さ。いやDREAM THEATER最高!過去最高の全米6位!本当にビッグバンドになっちまいました。継続は力なり。その継続の内容が半端ないんだがな。

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

そんなこんななDREAM THEATERの10thと共にあらんクラシック。パブロ・カザルスってチェロ奏者&指揮者とかいかがだろうか。この人の演奏は何を薦めても間違いないんだが、ここは変に凝らずにバッハの無伴奏チェロ組曲を捧げたい。今この世で一番有名なチェロの旋律と共にDREAM THEATERの10thを聞いて貰えれば、DREAM THEATERがパブロ・カザルスっていう音楽家と比べても伯仲した音楽集団だって思って貰えると。

いやしかし2ヶ月放置てのも中々だ。今年中に終わるかどうか。とりあえずヴァントさん指揮の第九でも聞きます。

DREAM THEATER + α 5

twitterでね、レコードやCDの話を友人などとする時に話題はあれが良い、あれはやだとか散見されてたんだが。皆、優雅だなちくしょうとか思ったよ。いやCD乞食としてはもう虚ろな目で涎垂らしながらCD漁ってるんだが、一体いつになったら優雅に音楽の話に花を咲かせる事が出来るんだろうか。ギュンター・ヴァントのベートーベン交響曲全集をブックオフのCD20%OFFセールなんかで見つけたら誰かに言いたくもなるだろうがよ。言わせてよ!WU-TANG関連のアルバムを20%OFFの機会に買い込んだとか乞食話を話したくなるだろうがよ。言わせてってば!あぁ許してくれよそんくらい。遠くなりけり優雅な音楽談話の世界。いつになったら出来るのやら。そんでいつになったらDREAM THEATERとクラシックのアレを書き終えるんだろうか。誰にも望まれてないのになんでこんな苦労してるんだろうか。あぁやはり遠のく優雅な音楽座談会。俺も仮面付けて休日の昼下りに庭園でワイン飲みながら音楽の話が出来るような、そんな男になりたいよ。そんな事してる奴別に居ないけど。勝手に一人でやっとけって話だが。
つーこってね!続きだ続き!DREAM THEATERだちくしょう!ブックオフの500円コーナーで買った8thだこんちくしょう!

オクタヴァリウム

オクタヴァリウム

よっ!末広がりだね!8th!全8曲で1曲目から8曲目までF-G-A-B-C-D-E-Fの幹音にて作曲されております。曲の間が全音の場合は半音上がった音にて次の曲に繋ぐ凝りっぷり。いやキチガイじみてんな。この完成度乞食め!アルバム全体がこのコンセプトでガチッとしてるため、曲それぞれは意外に多種多様な曲が揃ってます。特筆すべきは2ndと対をなす程の透明感じゃなかろか。とにかく透き通った輝きに満ち満ちてんな。これは多分DREAM THEATERファンの間で1、2を争う人気じゃなかろか。全員の演奏がまた素ん晴らしいです。こんなアルバム8枚目にして作っちゃうのはもう凄すぎて。DREAM THEATERの入門にも最適。いや本当に凄いバンドだな。全米最高36位。
シューベルト:交響曲第8番「未完成」&第9番「ザ・グレイト」(期間生産限定盤)

シューベルト:交響曲第8番「未完成」&第9番「ザ・グレイト」(期間生産限定盤)

でだ!こんな完成度にぶつけるクラシックはだ!シューベルト交響曲7番だ!通称、未完成だ!完成してねーじゃん!と君なら突っ込んでくれるだろう。君って誰だとまたも君なら突っ込んでくれるだろう。だから君って誰だとまたもまたも君なら突っ込、いやこんぐらいにしときます。大抵、交響曲は4曲から為る場合が多いと思うんだが、これは2曲しかない。2曲だけで他はいらないくらいの完成度だった為にシューベルトは手を付けられなかったんじゃと言われる程、完結しちゃってる。この狙ってなかった完成度、DREAM THEATERの8thと共に堪能して貰えれば。ギュンター・ヴァント指揮のなんかお勧めでっせ。

いや本当こりゃ最後まで無理なんじゃねーの。ここまでの完成度が素晴らしいので続きは書けませんとかシューベルトの未完成に掛けて言ってみたりね。いや本当すいません。完成度のかの字も彼女もごさいません。続きはきっと、いつか、その内、多分、やるかもやらないかも。

DREAM THEATER + α 4

放置!イエス!放置!誰も見てねーしいいじゃん!って誰に言い訳してんだっつー話だが。放置期間に完全に秋迎えてんじゃねーかってな!さあ続きだ続き。さっさとやらねーと冬将軍が斬りかかってきちゃうしな。正月将軍も延髄切りしてきちゃうしな。七草粥将軍も、いや七草粥将軍って何だ随分胃に良さそうな将軍だなおい!つーこってDREAM THEATERとクラシックのアレだ。アレなアレをアレして読んでくれ!

トレイン・オブ・ソート

トレイン・オブ・ソート

ラッキーナンバーだねおい7th!ヘヴィな音像ながら抜けの良さも感じましてこんにちは。とりあえずベースが凄い。いやどのアルバムに置いてもジョン・マイアングのベースが凄くなかった事などないんだが、このアルバムでのプレイはもう凄すぎて。押し引きの具合、押した時のフレーズのかっこよさ、引いた時の絶妙な土台作り、いや本当にエレキ・ベースの潜在能力を出し切ってます。先に書いたように楽曲がヘヴィなんす、そして抜けが良い。でその抜けの良さはマイアングの功績がでかいと。このバンドは抜けの良さが透明感と密接だと思うんだが、その透明感がヘヴィさの中に溶け込んでいて素晴らしい出来になっとる。楽曲と演奏のバランスが絶妙過ぎる程絶妙なアルバム。これ良い。凄く良い。全米最高53位。
Habsburg violin music by Gunar Letzbor (2014-05-03)

Habsburg violin music by Gunar Letzbor (2014-05-03)

DREAM THEATERの7thとね、ていうかジョン・マイアングのベースに負けない弦楽器奏者として共に聞いていただきたいのがグーナー・レツボールさんてヴァイオリン奏者なんす。古楽の演奏者として数々の経歴を重ねてきたヴァイオリン奏者なんすが、古楽の潜在能力をいまだに世に知らしめようとしてて最高に熱い演奏者。上のアルバムもそんな熱さが伝わって来る素晴らしいアルバム。因みにAnonymusって作曲者の名前じゃないからな!作者不詳ってこったからな!Anonymus調べてこんがらがった事なんかないからな!訳分からんなって大変だったんだからな!

さあ、今日中に続きが書けるか!明日書くか!また1ヶ月以上放置か!ここで終わるのか!請わないご期待!

DREAM THEATER + α 3

大分、日が昇るのが遅くなってきました。こちらはDREAM THEATERをダシにクラシックを久々に聞きまくってます。そちらはいかがお過ごしですか?

こんな前置きはどうでも良い!誰だDREAM THEATERとクラシックを共に書いて行こうとか思ったの!俺だ!誰に望まれてる訳でもないのに書こうとか思ったの誰だ!俺だ!思ってたより7倍ほどやっかいだ。そんで思ってたより70倍ほど楽しい。病気だな俺。

つー訳で病気な俺が張を切って弛緩しながらいってみます。

メトロポリス・パート2 : シーンズ・フロム・ア・メモリー

メトロポリス・パート2 : シーンズ・フロム・ア・メモリー

まだ先は長い!5th!キーボードのデレクを解雇までしてジョーダン・ルーデス加入。アルバムの方向性や楽曲自体の骨格を作ってたのは、元々ギターのジョン・ペトルーシ、ドラムのマイク・ポートノイ、キーボードのケビン・ムーアだったのがケビンが抜けて前作、ジョンとマイクの2人で色々決めて作ったんでしょう。外部のソングライターなんかも起用して中々のアルバム作ったと思ったんだが、ジョンとマイクの満足度はいまいちだったんかな。曲作りやアレンジのアイディア出せるジョーダンを加入させる。3本の矢体制を復活。アルバムの方向性は元々マイクが持っていた物を膨らませたらしい。2ndの5曲目「METOROPOLIS-Pt1」の続編「METOROPOLIS-Pt2」をアルバム丸ごとでロック・オペラで表そうとしたんがこれ。ジョーダンが入った理由がよく分かる。シンセをかなりうまく利用して分厚い世界観を作り出してます。映画のサントラのようなというか映画そのものをアルバムに詰めたかのような名作。個人的には1stの質感に近いものを感じいった。個々の演奏がグイグイと引っ張っていく勢いが1stに近いかなと。いまいち入り込めなかったんだが、最後の最後に出るヒスノイズのようなザーっという音が揺れてるのを聞いて、漸く耳に染みました。前作の方が好きだがこちらは新体制でいく気概がガッツンと出てて、名作扱いされてるのも納得。素晴らしい出来なのは間違いない。あ、ロック・オペラなんできちんと役があるんだがボーカルのラブリエが1人で全部こなしていて、もうとんでもない領域の表現力かましちまってます。素晴らしいにも程がある。全米最高73位。
Fairy Queen

Fairy Queen

  • アーティスト: Michael Chance,Anthony Michaels-Moore,Henry Purcell,Nikolaus Harnoncourt,Elisabeth von Magnus,Vienna Concentus Musicus,Barbara Bonney,Sylvia McNair,Laurence Dale,Schoenberg Choir
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1995/09/28
  • メディア: CD
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1stに近いものを感じたってこってこちらもクラシック初期、バロック時期の物でとなると指揮はアーノンクール、演奏はウィーン・コンツェントゥス・ムジクスになってしまいます。これは仕方ない。他を知らないんだろうとか言うな。で、アーノンクール指揮で!ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス演奏で!オペラで!オペラ歌手が1人で何役かやってるなんて!そんな都合の良いものがあるんだろうか!はいありました。パーセル作の「THE FAIRY QUEEN」。発掘されたオリジナルの総譜にて1人何役かこなす歌手がいる、そこはアーノンクールさん流石の粘ちゃ、ストイック加減でそのままやってます。内容は目に媚薬を垂らされた妖精の女王が獣人に惚れたとか中々ぶっ飛んでます。そんで歌手の方々が本当素晴らしい。喋りの延長にある歌。それ聞くだけでも本当価値あるCD2枚組。まさにオペラ。生で観たい。これを聞くとDREAM THEATERの5thでのラブリエの素晴らしさもまた更に実感出来ます。
シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス

シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス

まだ半分も来てねーぞ!6th。前作のヒスノイズの音から始まる音絵巻。2枚組。オペラではないが1つのコンセプトに乗ったアルバム。前作が輪廻転生を主題にしてたのに対しこちらは色々な特異人格。そんな小難しい内容とは別に音楽は取っ付きやすい。ジョーダンが入ってツアーもこなしかなり馴染んで来たのか、前作の息苦しいような緊張感が緩和されてる、きっと。DISK1はペトルーシのギターが、バックのジョーダンを信頼しまくり、これまでで一番弾きまくってる。完全にエレクトリック・ギター協奏曲。ここまで雄弁なギタリストだったのかと度肝抜かれた。ボーカル以上に歌ってる。それに対する4人の演奏も押し引きを完全に熟知してる鳴りで素晴らしい。ジョーダンの貢献度も加入2作目にしてかなり高い。電子音が彩るエレクトリック・ギター協奏曲。凄く!凄く良い!
DISK2の方はアルバムタイトルを冠した組曲。DISK1ではソリストだったジョン・ペトルーシがDREAM THEATER楽団のバンマスとなり素晴らしい交響曲を聞かせてくれます。楽曲の完成度が異常な程の高みに感じまして、もう曲が出来て出来てしゃーない時期だったんかね。こちらもまた凄く!凄く良い! 是非一家に1枚!2枚組だけど!全米最高46位。DREAM THEATERの6thと共に聞いて欲しいのはベルリオーズとシャルル・ミュンシュだ。ミュンシュ指揮のベルリオーズ楽曲だ。歌入りのオラトリオ「キリストの幼時」や、「ファウストの劫罰」なんかも間違いなく良いし、なんだかんだ上に挙げた「幻想交響曲」だって勿論最高だ。DREAM THEATERの6thと共に聞く「幻想交響曲」、いやもう最強。途中に入る鐘の音がジョーダンの奏でるシンセを思いおこさせたりなかったり。ヴァイオリン隊が最高なんだまた。ヴァイオリン隊の歌がペトルーシのギターを思いおこさせたりなかったり。いや是非これも聞いて欲しい。

ぬん、やはりこれは最後まで無理かもしれん。続きはその内きっとやると思う。ええ、その内、きっと、やれる範囲で、出来るとこまで。

DREAM THEATER + α 2

よし、今日も張りを切っていってみよう。張りを切ったら弛緩するけどな!弛緩したままいってみよう!そう、DREAM THEATERとそれに合うクラシック・ミュージックを書いてくっていう面倒くさい承認欲求満載のアレだ。

アウェイク

アウェイク

  • アーティスト: ドリーム・シアター,ジョン・ペトルーシ,ケビン・ムーア,マイク・ポートノイ,ジョン・マイアング,ジョン・パーデル,ジェームス・ラブリエ,デュアン・バロン
  • 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
  • 発売日: 1994/10/08
  • メディア: CD
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おっしゃ3rdだ。やたらヘヴィだ。このころ流行っていたモダン・ヘヴィネスな流れにDREAM THEATERが乗ってみたアルバム。そこはやはりDREAM THEATER、ヘヴィさの中に音楽哲学詰め込んじゃってます。いやー疲れる。ギターが7弦でベースが6弦でヘヴィなうねりをこれでもかと浴びせてくる。これを受け止め切れるアメリカ人って感性がタフよな。レディー・ガガのアルバムとか聞いた時なんかにも感じるがタフだ。曲の骨格自体が複雑な展開含んでて音がヘヴィときたらそら疲れる。音楽でしか経験出来ない疲れがありまして。一々かっこよく、演奏も申し分ない出来映え。いやDREAM THEATERにしか出来ないヘヴィネスを鳴らしてくれちゃってます。全米チャートで32位まで上がったらしい。その結果に相応しい出来上がり具合。いやでも疲れる。
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

音楽でしか経験出来ない疲れを感じさせてくれるとくりゃ指揮者のフルトヴェングラーしかおりますまい。フルトヴェングラーのベートーベンなら間違いなくそれを経験させてくれます。濃密なオーケストラの鳴り。他の指揮者じゃ味あわせてくれない塊を聞かせてくれる。この人が調度良いってな人は間違いなくクラシック聞く為に生まれて来た人でしょう。個人的にはもうちょっと弛さが欲しいんだが、他で聞けないもん聞かせてくれるんでちょくちょく聞きたくなる。DREAM THEATERの3rdと共に聞いて魂抜かれるのも一興。かもしれん。
ア・チェンジ・オブ・シーズンズ

ア・チェンジ・オブ・シーズンズ

ちょっとブレイクでミニアルバム。未発表の音源のみで53分あるミニアルバム。いやもうフルアルバムでいいじゃん!1曲抜かしてカバー曲。カバーじゃない1曲がキーボードのケビンが抜けて新しくデレク・シェリニアン加入しての新曲なんで、デレクのお披露目な感じでしょうか。曲自体は中々スリリングな展開を聞かせる秀曲。LED ZEPPELINのカバーが完璧な演奏力でやるもんだから元々の魅力は皆無ながら新しい魅力を勝手に作り出してて面白い。なんか不気味な魅力でちゃってます。肩の力抜いて楽しむ愉快盤。
黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)

黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)

そんな訳でこちらもブレイク。カバーされた曲の元々バージョン。エルトン・ジョンの2枚組のアルバム。エルトンは多分ロック・ポップ史で確実に3本指に入るピアニスト。ピアノ聞くためだけにこのアルバム聞いても損なしよ。DREAM THEATERのミニアルバムと共に確実に楽しめまっせ。
フォーリング・イントゥ・インフィニティ

フォーリング・イントゥ・インフィニティ

そんで4th。これまた素晴らしい出来だなまた。ケビンがいないからこそ出来た弦楽器とドラムの混ざり具合と混ざらな具合。デレクのキーボードもちゃんとそれに色を加えてます。いわゆるフュージョン・ミュージック具合が増してて軽快な揺れを出してるアルバム。全米チャート53位止まりだったみたいだが、DREAM THEATERにメタルを期待する層にはあまり気に入られなかったか。だがこの複雑な曲展開に軽快な揺れを醸し出せるんはこの人達だけでしょう。フュージョンのグルーヴをメタルに違和感無く練り込んだような。なんか伸び伸びやってるような気がするよ。気持ち良いアルバム。
THE PIANO CONCERTOS/MIROI

THE PIANO CONCERTOS/MIROI

DREAM THEATERの4thに通づる自由な伸び伸びとしたクラシックはラベルしかおるまい。勿論、ボレロなんかも良いが、これに入っとるコンチェルト G Majorの奔放な曲展開なんざ最高に気持ち良いでっせ。ラベルがアメリカで産声を上げ始めたジャズに影響された曲。古典のクラシックと今の多種多様な音楽を繋いでる曲。フュージョン・ミュージックとメタル・ミュージックを繋いでるようなアルバムと共に聞くと最高だと。あ、指揮者のブーレーズさんもピアニストのアイマールさんも文句無しの演奏聞かせてくれてます。

よしよく書いた。自己を満たす為だけによく書いた。続きはきっとたぶんおそらくその内。寝よう。

DREAM THEATER +α 1

今年、13枚目に当たる新作「THE ASTONISHING」出したDREAM THEATERはん。とりあえず新作に対する日本での反応はあまりよろしくなっしんぐ。完全に賛と否がわかれてるし否が多目。だが20年以上前に2ndで受けたとんでもない感動はいまだに抜けてないし抜ける予定もないし抜けるのは髪の毛ばかりだし泣いて良いですか。そんなこって4th以降買ってなかったんで試しに新作買ってみたらばだ、いやこれがあんた素晴らしいんでやんの。すぐに全アルバムを聞きたい、との欲求が溢れだすのも仕方がない。もう本当仕方がない。とりあえず揃えました。なので感想を書こうと、書いてみようと、書いたっていいじゃないかと、書くくらい許してくれよと、とっとと書けやと、いう事で書きます。

その前に、まだ書かないんかい、と言われるかもしれないが、言っておきたい事が。最新作を素晴らしいと思えたのは、クラシックのCDをこちょこちょと買って聞いてたのがかなり影響したと思うんですが、というかとある1曲が与えた影響なんだが。元々メタリカがベートーベンを演奏した、なんて比喩で語られてたバンドでもあるしクラシック・ミュージックとも(きっと)縁が深いバンド。なんで各アルバム毎にそのアルバムと似た質があると俺が勝手に思っているクラシックの曲や作曲家や指揮者や演奏家を共に書いてみようと。誰にも頼まれてないのに書いてみようと。クラシックほんの少し知って調子に乗って書いてみようと。そんなジョン・ゾーンではなく所存です!

ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト

ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト

よし来た1st。ボーカルがチャールズ・ドミニシ、ギターがジョン・ペトルーシ、ベースがジョン・マイアング、キーボードがケビン・ムーア、ドラムがマイク・ポートノイ、の5人。とりあえず音が荒い。サウンド・プロダクションが荒い荒い。製作費あんまり貰えなかったんでしょう。いたしかたなし。楽曲も荒削りながらかっこよいし演奏力も凄い。がそれゆえに演奏力を全面に出し過ぎてる。なんで曲のかっこよさが減少してる。ギリギリんとこでかっこよさ保たれてんで、その危うさがマニア心をくすぐったのでしょう。少し話題になったようです。だがそれ止まりでチャートに上がることも無し。マニア向けのプログレッシブ・メタル、そんなアルバム。いやこんだけの物作れれば十分凄いけどね。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

そんなDREAM THEATERの1stのお供にピアノの技巧とオーケストラの融合のこの曲とか一緒にどうよ。映画「SHINE」の題材にもなったピアニストのヘルフゴットさんのピアノによるラフマニノフ ピアノ協奏曲3番とかどうよ。ヘルフゴットさん中々自由に弾いてるんで、DREAM THEATERの1stにも通じる危うさも味わえますよ。是非一緒に聞いて欲しい。ヘルフゴットさんのピアノでなくても是非。演奏力と楽曲の両立感じられる。もしかしたら。
イメージズ・アンド・ワーズ

イメージズ・アンド・ワーズ

ほら来た2nd。ボーカルのドミニシさん辞めてジェイムズ・ラブリエさん加入。ドミニシさんも良いボーカリストなんですが他の4人に比べると少し見劣りするってことでラブリエさん加入。いやーラブリエさん上手い上手い。そんでみっちりバンドリハーサルも積み重ね、前作よりは製作費も貰い1stから3年の時を経て2nd完成。そんで今より20才以上若い俺の耳に届きました。ラジオでこれの1曲目が流れて膝から崩れ落ちました。だがしかし今も無いがその頃の俺はもっと金が無い。学食代を1週間削り、なけなしの3000円持ってCD屋さんに。絶対買いに来ると思ったよと店員の長髪バンドマンのお兄さんにからかわれながら購入。帰宅。コンポにCD突っ込み再生。昇天。そんな美し過ぎる流れでこのアルバムと出会いましたとさ。いや今聞いても本当素ん晴らしい。演奏の押し引き、それによって楽曲の良さが増す。そんで楽曲の出来自体も文句無し。澄んでる、とことん澄んでる。メロディも演奏の緩急も歌も躍動感も澄みきってる。いまだにこんな透明なメタル他に聞いたことない。こんな曲も長く小難しい理論に裏打ちされたメタルがどんどん無視されていった時代にリリースされたにも関わらず、全米チャートの61位に食い込む。とりあえず世界中のメタルファンに名前は知れ渡る。人気バンドになる足掛かり作りに成功したアルバム。いや本当良い。澄みきってる躍動感と来たらジャクリーヌ・デュプレでしょう。天衣無縫なチェロ奏者。この人が弾いてるのならどれも合うと。なんで一番好きなのを。チェリビダッケ指揮のドボルザークのやつが一番好きです。チェロ自体が持つ躍動感をこんな透明に鳴らせるのはデュプレさんしか居ないでしょう。そんな演奏を極限まで許容してるチェリビダッケさんもやはり素晴らしい。そんでこのチェロの素晴らしさを引き出す曲を作ったドボルザークさんもマジやべぇ。DREAM THEATERの2nd同様、死ぬまで聞き続けたい。いやもう死んでも聞いてたい。デュプレの演奏なら本当どれでも合うんで是非。

DREAM THEATER一枚につきクラシックの何かを書くとDREAM THEATERの全アルバム×2の量を書かなくてはいけない訳だね。見切り発車でやってみたがこりゃ無理だな!ははっ!続きはその内!

Miss KITTIN & THE HACKERとか

どうにもこうにもメタルブログになり過ぎだろ。いや自分で書いといてなんだっつう話だが。他も聞いてんすよ。半分はメタル範疇の物だが、他半分で聞いてますってば。いやマジ本当。DJもしてきたし。そうそうDJしてきたんだよ!そうだっだそうだった!テクノの名の元にDJしたんだ。ほら他も聞いてる!

以下、流した曲達達達。

1,Polygon Window(APHEX TWIN arr.kenneth Hesketh)/London Sinfonietta
2,お嬢さんお手上げだ/沢田研二
3,More Human Than Human/WHITE ZOMBIE
4,Look Around/DAN ELECTRO
5,舞石/近藤等則×DJ KRUSH
6,Our Luv/AFRICA HITECH
7,Some kind Of kink/Red Snapper
8,Life On MTV/Miss KITTIN & THE HACKER

いつも通りそんなテクノじゃないね。そんな中で、きっと多分おそらくもしかしたら受けが良かったのを3つほど。

Bite the Hand That Feeds You

Bite the Hand That Feeds You

これの1曲目を流した。ビートメーカーでその上にライブ盤のあれやこれやを張り付けてる覆面野郎。メキシコのプロレスラーみたいな覆面してます。そんなアクの強い成りなのに音はやたらアッサリした鳴り。ギャップが中々。軽く盛り上げてさらっとしれっと終わる曲がめじろ押し。このアルバム聞き終わるとやたら気の置ける友人に会いたくなる。少しもの寂しいのが癖になる音です。夏の終わり頃に合うかも。

First Album

First Album

で聞き終わった後にしばらく1人になりたくなるのがこれ。これも1曲目を流した。孤独が心地好いと言わんばかりの冷たいテクノ。冷たい4つ打ちビートに電話口の向こうから語りかけてくるような女性の声(Miss Kittinの声)が乗って不思議な揺れを成してる音楽。1人でファミレスなんかのザワつく店内に座って、他の席の楽しげな会話なんかが耳に入って寂しくなるが、やたらそれに浸っていたくなるような、そんな時の気持ちにさせてくれるテクノ・ミュージック。これいい。凄く良い。
アストロ・クリープ:2000

アストロ・クリープ:2000

最後は20年以上前にニュー・ウェーブな音をメタル・ミュージックに取り込んだバンドの1stから。やっぱメタルじゃん!と言うな。これが一番受けてたような気がする。シアトリカルな風体でそれまでのメタルに無かった質の疾走感満載のアルバム。このアルバム出た辺りからメタルの間口が広がっていったような、周りの音楽がメタルへの間口を広げたような、そんな流れになってったと思う訳だが。そんな時期を象徴するような出来になっとりやす。

つーこってメタル以外も聞いてるのを証明したんで次はDREAM THEATER(プログ・メタルバンド)の全アルバムの感想とか書くから!震えて待ってて!